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光岡 真一; 池添 博; 生田 智彦*; 濱田 真悟; 永目 諭一郎; 塚田 和明; 西中 一朗; 大槻 勤*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 239(1), p.155 - 157, 1999/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.01(Chemistry, Analytical)原研タンデムブースター加速器用実験装置として建設した反跳型生成核分離装置の性能試験結果と、この装置を使って合成に成功した新アイソトープTh,Paの実験結果について報告する。ThはW+Sの核融合反応より、PaはW+Cl反応により合成することができた。
光岡 真一; 池添 博; 生田 智彦*; 永目 諭一郎; 塚田 和明; 西中 一朗; 大浦 泰嗣*
Physical Review C, 55(3), p.1555 - 1558, 1997/03
被引用回数:28 パーセンタイル:80.18(Physics, Nuclear)原研タンデム加速器からの重イオンビームClをWターゲットに照射し、W(Cl,5n)Pa反応により、新同位元素Paを合成した。融合核は、反跳核分離装置によって分析され、既知の娘核や孫核への崩壊と照合することによって同定される。今回観測されたのは、Biにいたるまでの4つの連続した粒子の放出による崩壊であり、合計3個のPaの合成を確認した。半減期は5.1ミリ秒、崩壊のエネルギーは8.270(30)MeV、生成断面積は約0.5nbと決定された。s波の崩壊と仮定した場合の崩壊巾は近傍の奇奇核の系統性にほぼ一致した。
池添 博; 生田 智彦*; 濱田 真悟; 永目 諭一郎; 西中 一朗; 塚田 和明; 大浦 泰嗣*
Physical Review C, 54(4), p.2043 - 2046, 1996/10
被引用回数:21 パーセンタイル:73.01(Physics, Nuclear)タンデム加速器からの重イオンビームSをWターゲットに照射し、生成核を反跳型生成核分離装置で分析することによってW(S,5n)Th反応によって合成された新アイソトープThを検出した。Thの半減期は3.8+6.9-1.5ミリ秒、崩壊のエネルギーは8.080(50)MeVであった。Thから連続して4個の粒子の放出が確認され、娘核や孫核などの既知の崩壊と照合することによって、Thを2個合成したことが確認された。なお生成断面積は約1ナノバーンであった。